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学習支援塾(?) [ぱーむぼいす]

先々週からひ~だが通っているP塾。
塾といっていいのかな? 引きこもり・不登校の人の日中活動支援、発達障害児等の学習支援を行っている事業所です。
民家の物置っぽい(失礼)ところに、その事務所はあります。

最初に相談に乗っていただいたSさんはもちろん、前回、ひ~だが「目を合わせずにあいさつした」社長(blue-kiwiさんがそう呼んでるんだもん)も、発達障害児には慣れているので安心です。

初めてのとき、ひ~だは緊張してガチガチ。声を出すのが嫌なのか、尋ねられると紙に書いて答えていました。
「これもまた珍しい状態だな~」と、余裕のある母は観察者の目で見ていたんですけど。

ひ~だが宇宙の話が好きだと伝えてあったので、その関係の話をしてくれる社長。
その中にさりげなく算数問題を入れるあたりは、さすがですねぇ。
「月の重力って知ってる?」
「6分の1」と紙に書くひ~だ。
「僕の体重は90㎏なんだけど、月に行くとどのぐらいになるのかな?」(本当はそんなにないと思いますけど、割りきれる数にしてくれたんですね)

そのうち、チラチラと壁の時計を見るひ~だ。
「早く終わらないかな」と思っているのは見え見え。
やっぱ1回じゃ駄目だな、慣れるまでしばらくかかるなあ。

座っているのに飽きたひ~だは、事務所の中を歩き始めました。一画に携帯ストラップやハンカチセットを置いてありました。かわいい模様がプリントされたハンカチです。
「これ、売ってるんですか?」
「そうだよ。うちで作ったもので、売っているんだよ」
「買えるの? 買えるんだって!」と言いながら、片手にハンカチを持ち、片手を私に差し出す(要するに無言で金をくれと言っている)ひ~だに、先生方は大爆笑。そこで一気にひ~だの緊張も取れたようです。

「どうやって作るんですか?」
「やってみるかい?」
「やりたいです!」
それは消しゴム版画で作ったものなので、スタンプを押すだけならすぐにできるとのこと。

その後は、布にスタンプを押すことに夢中になり、時間を忘れ「もうすぐ時間になるから、そろそろやめない?」と私が言うと
「え? あ、本当だ」と、初めて時間が過ぎていることに気付き「でも、もうちょっとだけ」
その日は時間超過してまで、スタンプに熱中したひ~だなのでした。

帰り道
「楽しかった?」
「うん! 来週はスタンプ作りたいなあ」
ということで、次の週は図案の参考に生協の牛乳パック(丑年の牛をやりたいというから)を持って、うれしそうに出掛けました。
結果、半分は牛の図案を作って、半分は算数の勉強をしたそうです。

勉強に至るまでに半年以上はかかると思っていたのに!
ひ~だは、もうがっちり心をつかまれちゃいました~
社長、すごいです!

勉強に向き合ってくれるのもうれしいけど、何よりP塾へ行くことが本当に楽しそうで、(Q_Q) うれし泣きの母なのでした。↓


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コメント 2

blue-kiwi

ふわぁ~読んで、ほっとしましたし、嬉しい^^
そして社長の子どもの扱いのうまさにも感心しましたよ~

義務教育期間は、勉強のウェイトが大きいから
勉強が楽しくなると毎日がきっと変わるでしょうね
ひーだ君の能力を生かし、成績もぐぐーんと伸びるといいですね^^v

by blue-kiwi (2008-11-21 13:57) 

ゆーひ

社長は、本当に子どもを乗せるのがうまい!
いよっ、社長! プロだね!
という感じです。

よい勉強場所が見つかって、本当によかったです。
blue-kiwiさんには、感謝の投げキッスを
((((*^}チュッ{^*)))
ありがとー!

by ゆーひ (2008-11-21 19:04) 

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