「脳みそ」のかたち [本の紹介]
今回は本の話です。
先日、図書館からニキ・リンコさんの『教えて私の「脳みそ」のかたち』という本を借りました。今まで読んだ本で度々登場して名前は知っていたニキ・リンコさんの対談。「片付けられない女たち」を翻訳してADHDの概念を世の中に広めてくれた翻訳家です。本人もまた、アスペルガーの診断をされています。そして、自分にはADHDの要素ももあるとおっしゃっている方です。
教えて私の「脳みそ」のかたち―大人になって自分のADHD、アスペルガー障害に気づく
- 作者: 岡野 高明, ニキ リンコ
- 出版社/メーカー: 花風社
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
「自閉っつーうのは「閉」という言葉からも連想されるとおり視野がすーごく狭い」
これがニキ・リンコさんの「主観に基づく私的自閉論の序章、概論」です。
そうなのか、「自閉」ってそういうことなのか。この視野が狭いがために陥る、さまざまな事柄は、多分ひ~だにとてもよく当てはまっているのでしょう。すごく納得して読んでしまいました。
「ADHDなら前頭葉系が脆弱で、アスペルガーなら前頭葉、側頭葉の一部が脆弱だとも言われています」(岡野先生の話)
その脆弱性を治すすべはないのかなー、なんて考えてしまいました。でも、本当に脳みそが原因だと分かれば、治療法も出てくるかも。そうなるといいなー。でも無理だろうなー。
ところで、私が読んだ「自閉症の人が書いた本」はそれほど多くないのです。3冊程かな。お医者様とかが書いた本ばかり読んでるんだなー。
1冊目は
これはアスペルガーの少年が書いたもの。当時は息子の対処法を模索していた時期でしたから、ひ~だより知能程度は高くて、自閉の程度も高いと思われる、この子供の話は「あまり参考にならないや」と流して読んでしまいました。
でも、このケネス君はアスペルガーであることを嫌がっていない。それは、今回のニキ・リンコさんも同じです。それは驚きでした。私たちが外から見るのと、当人が感じていることは本当に温度差があるのだと思い知らされました。
あと2冊は友達が貸してくれました。
これは、息子の参考にはなりませんでしたが、とにかく自伝として読んで面白かった。自閉症のお勉強ということではなく、物語として読んでみるといいと思います。
初めましてです~。(*^ー^*)
私もニキリンコさんの本読みました~。
実は、私が発達障害なんです。
特定不能なのですが
タイプ的にはアスペルガーに近いらしいです。
是非トラックバックさせて下さいです~。(*^ー^*)
by (2006-07-04 17:05)
ひかりこさんありがとです。
拝見させていただいたけど、すごいブログですね。感動!
1日では読み切れないわ。毎日少しずつ読ませていただきますね。
by ゆーひ (2006-07-06 09:31)